猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




「すごく、すーんごく素敵…」


そうとしか言えない位、目の前の光景に目を奪われていた。


でもどこか、自分の足元が心配で、バカ見たいと思うのに、スリスリと圭人に寄り添う。


クスッと笑った圭人は私の頭をよしよしと撫でた。


「やっぱお前猫。最近俺ばっか子供扱いとか猫扱いされてたけどな。」


ブスッと膨れながらそういうけいと。


…自覚あったのね。
何も考えてなさそうだから…