「すごく、すーんごく素敵…」 そうとしか言えない位、目の前の光景に目を奪われていた。 でもどこか、自分の足元が心配で、バカ見たいと思うのに、スリスリと圭人に寄り添う。 クスッと笑った圭人は私の頭をよしよしと撫でた。 「やっぱお前猫。最近俺ばっか子供扱いとか猫扱いされてたけどな。」 ブスッと膨れながらそういうけいと。 …自覚あったのね。 何も考えてなさそうだから…