猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




静止した水面に細くかけた月と空一面に広がる無数の星がうつってる。


まるで宇宙空間にいるかのような錯覚に陥る。


あまりの美しさに声が出ない。


「エンディング。ここは俺のお気に入りの場所だ。」


よく晴れた、満月で無い日がいいんだってはにかみながら言う圭人はやっぱりいつもと違う。


もっと年相応で少年らしい。