猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




他のメンバーたちは後ろをついてきているようで、ザッザッと土を踏む音が無数に聞こえる。


そよそよと吹いていた風が止んだ。


そう感じたと同時に圭人の歩みも止まって。


「目、あけて。」


そう言われて目を開けると


「…っ!すごい…」