磯の香りだけが、ここが地球で海なのだと教えてくれているようだった。


「これが青の走りのオープニングだ。」


嬉々とした声でそう叫んだ圭人はいつもと別人のようで、新鮮。


見慣れぬ姿にドキドキしながらもこの光景に見入っていた。