猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




「俺たちは元々圭人と友達だったんだ。
こいつが夜間徘徊してるっていうから様子見に行ったら髪の毛白金になっててさ。」


本当にびびったよな、と笑う滝口。

「心配でついてこれば喧嘩はふっかけられるわ。
初めは圭人ばっか活躍してたんだけど、何も知らなかった俺たちも喧嘩を覚えてさ。


噂になっちゃったからその辺歩いてるだけで絡まれるんだよね。」


懐かしい、とって水城が話すのは私が知らない、昔の圭人たち。