猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ



ピリッとした雰囲気に変化して私も思わず緊張する。



「安全運転な。
他の族にちょっかい出されても相手にするなよ。
俺たちはただの族じゃねぇ。
今日は久々の「青の走り」だ。」


水城の言葉に全員が無言の肯定を示す。


全然意味のわからない私。

各々準備し始めた皆。

惚けるわたしの手をひいて、圭人はバイクの元に連れて行った。