「ちなみに翠ちゃん、その胸のラリエット、圭人が始めてデザインしたアクセサリーだよ。」 水城が突然私の胸元を指差して言った。 「へっ!?そんなの、私持ってていいの!?!?」 圭人がくれたってのもあるし、デザインも気に入ってたので今では体の一部のようなもの。 「もうあげた。お前のものだ。」 照れ臭そうに言う圭人はいつになく人間らしい。 「さぁ。時間だぞ。」 深夜0時になった時計の音がなると、河瀬が腕時計を見て言った。