猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




「それと同じ考えのやつは会社内にゴロゴロいるからな。
才能を開花させながらもそれが無駄だやめなさい、と言われ続けたんだよ。


そんな圭人の1番の理解者は宗次郎さんだ。」

水城の言葉をつないだ滝口からさらに河瀬。

「圭人は。
翠、お前に知られて何と言われるか気にしていた。
それだけに認められることがたまらなく嬉しいんだ、特にお前にはな。」



…バカなんだから。
私が圭人を否定するはずがないのに。