「圭人…というか、雅の息子が服やアクセサリーのデザインをするのを、こいつの母親はよく思ってなくてね。」
「あの人は俺のこと自体良く思ってねぇよ。」
抱きしめられながら耳元で冷たい声が聞こえた。
…どういうこと?
初めて聞く圭人のお母さんの話に緊張しながらも耳を傾ける。
「すごく古風な母親でね。
圭人には会社をただ継いで今の状態を維持、さらには国外へ勢力を伸ばすことに尽力して欲しいと思ってる。
デザインなんて、安定しない横道にそれた事なんてっていつも言われてたんだ。」
…こんなに素敵なものをつくるのに。


