「圭人が買ってくれたの?」 頭にはてなマークを浮かべながら聞く。 黙りこむ圭人。 …何かまずいことでも聞いたかしら。 怪訝そうにしてる私を見兼ねたのか水城が答えを教えてくれた。 「その服はね、圭人がデザインしたんだ。このパーカーも、あいつらが身につけてるネックレスも。」 …へ? 「余計なこと言うなよ。」 眉を顰める圭人を気にする余裕もなく。