圭人が退院してそのまま青の倉庫に向かう。


全員が集められてみんな黙って待っていてくれた。


「圭人さん、翠さん、おかえりなさい!」


まだ絆創膏や包帯を巻いた人たちがたくさん残る中、元気な声だけは変わらなくて。


「みんな、ごめんなさい。そしてありがとう。」



私は普段みんなの前ではほぼ話さないけど、この言葉でみんなわかってくれたみたい。