猫を愛する黒猫総長さんの話Ⅱ




圭人の顔に視線を戻す。


眠る顔はやっぱりあどけない少年のままで、微笑ましさを感じる。


たくさんのものを背負って、さらに私の荷物まで一緒に背負ってくれた圭人。


こんなに大切な人はいない。


「圭人、大好き。」


思わずつぶやいた。


瞬間。