着いた先は最上階、屋上だった。
屋上に出る鉄の扉は固く閉ざされていた。
夜間は危険防止の為に施錠してあった。
彼はポケットからキーケースを取り出し、何の飾りもない鍵を掴んで鍵穴に差し込んだ。
カチャンと開けられた音が静まりかえった空間に響いた。
「さぁ、どうぞ」
繋いだ手を離して彼は重い扉を押さえながらレイを促す。
一段と冷えた外気が開けられた扉から流れ込む。
扉を押さえていないと、激しく閉めてしまいそうな強い風。
刺すような空気が身体中の毛穴を一気に開いた感じがした。
レイは少し身震いしながら足を踏み入れた。
続いて彼がドアをそっと閉めながら屋上の床に足をつけた。
昼間見た屋上とは違って二人っきりでは広過ぎるくらいの空間。
照明も何もない真っ暗な空間で目の前の色とりどりのネオンが一際明るく見える。
少し遠くにあるネオンが二人を照らして薄く影を作っていた。
「ここはね…」
レイにそっと寄り添うように彼が横に並ぶ。
レイは何も言わずに彼を見上げた。
まっすぐ先を見る彼の目にネオンの光が反射して輝いて見えた。
屋上に出る鉄の扉は固く閉ざされていた。
夜間は危険防止の為に施錠してあった。
彼はポケットからキーケースを取り出し、何の飾りもない鍵を掴んで鍵穴に差し込んだ。
カチャンと開けられた音が静まりかえった空間に響いた。
「さぁ、どうぞ」
繋いだ手を離して彼は重い扉を押さえながらレイを促す。
一段と冷えた外気が開けられた扉から流れ込む。
扉を押さえていないと、激しく閉めてしまいそうな強い風。
刺すような空気が身体中の毛穴を一気に開いた感じがした。
レイは少し身震いしながら足を踏み入れた。
続いて彼がドアをそっと閉めながら屋上の床に足をつけた。
昼間見た屋上とは違って二人っきりでは広過ぎるくらいの空間。
照明も何もない真っ暗な空間で目の前の色とりどりのネオンが一際明るく見える。
少し遠くにあるネオンが二人を照らして薄く影を作っていた。
「ここはね…」
レイにそっと寄り添うように彼が横に並ぶ。
レイは何も言わずに彼を見上げた。
まっすぐ先を見る彼の目にネオンの光が反射して輝いて見えた。


