「でも?」
チラっとレイを見ながら言ったサトルに直ぐ様聞き直した。
「俺、ヤバかった……かな…」
「…はぁ?」
サトルの苦笑いに一瞬理解出来ずにいたが、すぐに何を意味するのか分かってしまった。
「サイテー…」
「いやっっ…ほらさっ…心とは別もんじゃん?男ってさ…ほらさ……」
しどろもどろになりながら言ったことを正当化するサトル。
「はいはい。分かった〜もういい……、あ、店員さん、生ビール一つ追加して下さぁい!」
そんなサトルを無視して通りかかった店員に声を掛けた。
「だから〜ごめんって…」
レイの顔を覗き込むようにサトルが甘い顔を見せながら言った。
「だから〜もう分かったってば…」
何でも素直に自分をぶつけてくれるサトルを。
良いように言い過ぎかな……?
分かり易いサトルを。
本当は羨ましい…って思ったりするんだ。
彼と連絡の取れなくなった後、病院に行って退職したことを聞いた。
どちらに行かれたんですか?
ただその一言が聞けなかったんだ。
見るからに患者でない私を私が見てた。
チラっとレイを見ながら言ったサトルに直ぐ様聞き直した。
「俺、ヤバかった……かな…」
「…はぁ?」
サトルの苦笑いに一瞬理解出来ずにいたが、すぐに何を意味するのか分かってしまった。
「サイテー…」
「いやっっ…ほらさっ…心とは別もんじゃん?男ってさ…ほらさ……」
しどろもどろになりながら言ったことを正当化するサトル。
「はいはい。分かった〜もういい……、あ、店員さん、生ビール一つ追加して下さぁい!」
そんなサトルを無視して通りかかった店員に声を掛けた。
「だから〜ごめんって…」
レイの顔を覗き込むようにサトルが甘い顔を見せながら言った。
「だから〜もう分かったってば…」
何でも素直に自分をぶつけてくれるサトルを。
良いように言い過ぎかな……?
分かり易いサトルを。
本当は羨ましい…って思ったりするんだ。
彼と連絡の取れなくなった後、病院に行って退職したことを聞いた。
どちらに行かれたんですか?
ただその一言が聞けなかったんだ。
見るからに患者でない私を私が見てた。


