バッグの中で小刻みに震えるのと同時に短くメロディを刻む。
静かなオフィス街では少し煩いくらいだ。
メールだ。
鳴り終えて前の2人を確認してからバッグの中に手を忍ばせる。
こちらを見ることもなく何やら話に夢中の2人には聞こえていないようだ。
意識し過ぎたせいか歩幅が少しづつ狭くなり前との距離がまた空いてしまった。
取り出した携帯を片手にその間隔を保ちながら一呼吸して大きく息を吸い込む。
思いきって画面を開くと待ちに待った気持ち半分、困惑半分の複雑な思いが胸をよぎった。
メールはやはり彼からだった。
『今仕事が終わった。逢いたい―』
件名もない、絵文字が全く使われていない彼のメールだったが、
逆に画面に照らし浮かぶその短い文章に彼の想いがたくさん詰まっている気がした。
期待していただけにこのタイミングの悪さすら、どうでもよくなっていた。
私も逢いたい―。
レイは一先ず携帯を閉じるとはやる気持ちを必死に押し込めながら、
また少し開いた距離を詰めるように小走りで追いかけた。
2軒目として選んだ店がすぐそこにあった。
ヤバい。
静かなオフィス街では少し煩いくらいだ。
メールだ。
鳴り終えて前の2人を確認してからバッグの中に手を忍ばせる。
こちらを見ることもなく何やら話に夢中の2人には聞こえていないようだ。
意識し過ぎたせいか歩幅が少しづつ狭くなり前との距離がまた空いてしまった。
取り出した携帯を片手にその間隔を保ちながら一呼吸して大きく息を吸い込む。
思いきって画面を開くと待ちに待った気持ち半分、困惑半分の複雑な思いが胸をよぎった。
メールはやはり彼からだった。
『今仕事が終わった。逢いたい―』
件名もない、絵文字が全く使われていない彼のメールだったが、
逆に画面に照らし浮かぶその短い文章に彼の想いがたくさん詰まっている気がした。
期待していただけにこのタイミングの悪さすら、どうでもよくなっていた。
私も逢いたい―。
レイは一先ず携帯を閉じるとはやる気持ちを必死に押し込めながら、
また少し開いた距離を詰めるように小走りで追いかけた。
2軒目として選んだ店がすぐそこにあった。
ヤバい。


