「最悪だあ...、」
とつぶやき、とりあえず考えていてもそらが私をひ、ひ、姫抱き...、したことは変わらないし、うん。
変わらないし......。
とりあえず、お風呂入ろう...。
それでスッキリして寝て忘れよう...。
そう思い立ち上がる。
その行動を見てまだいたお母さんがポイポイっと服とタオルを投げつけてきた。
「あ、お風呂入るんでしょ?
着替えとタオル渡しておくわね」
お母さんは、じゃあねー!とそのまま私の部屋を出ていった。
なんでお風呂入りたいのわかったんだろ、エスパーかな...。
と、馬鹿なことを考えながらシャワーを浴びた。

