「わっ、すごい熱じゃない!これはまさにヒェッ、ね。


今日はもう帰りましょうか。先生が送っていきましょうか?それとも家に誰かいらっしゃる?」



「あ、えーと、お母さんが」



帰れるなんてそんなにすごい熱だったのか…。


確かにものすごく頭は痛い。



「じゃあ先生お家の人に連絡してくるからしばらくベッドで休んでいてね」



そう言って出ていった先生にはーい、と返事をしてベッドに向かった。



体は限界だったようで布団をかぶると同時に眠りに落ちた。



完全に落ちる前に誰かが保健室に入ってきた、ような気がした。