「おじゃまんぼー!


やっほー、そら」



ガチャ、とそらの部屋まで入る。



「あぁ、いらっ……え?」



そらははゆをみていらっしゃいと言いかけたけどまおちゃんの顔をみてビックリして言葉を詰まらせる。


これはいつものことだけどまおちゃんは眉間に皺をよせ嫌そうな顔をする。



「悪いわね、私もいるわよ。


お邪魔します」



それでも嫌みったらしく挨拶するのがまおちゃん。


その声で我に返ったようにそらは笑顔になる。



「うん、二人ともいらっしゃい。


もーすぐママがお菓子とジュース持ってくると思うから」



「お菓子だー!


やったぁーっ!!」



お菓子は大好きだ。


甘いのは特に。