じーっと紗絵ちゃんの方を見つめていると、紗絵ちゃんも私の方を見つめてくる。



「な、なに?」



そんな美人な顔に見つめられたらドキドキする…。


ちょっとだけね!



「なんか、体調悪い?


顔が赤いけど」



それはきっと沙絵ちゃんに見とれてだね、とは言えずに大丈夫、と返す。



「うーん、そう?


無理はしないでね」



「うん、ありがと!


お腹も空いてるし大丈夫!!」



そう言ってなにが大丈夫なの、と笑いながらパンをくれた沙絵ちゃんにしんどい時はお腹空かないと言ったところでちょうど先生が来たから席についた。