それからいつも通りに授業を受けて六時間目が終わるとそらが話しかけてきて、一緒に帰らないか?という内容だったから久々に一緒に帰ることに。



「ひさびさだねー、一緒に帰るの!」



「そうだな、いつぶりだったっけか?」



「あれじゃない?そらがまおちゃんと喧嘩した時」



「あー、確かにそん時以来か」



なんて話しながら歩いていると駅に着き、ちょうど来た電車に乗る。


私もそらも家から学校が割と遠目だからいつも電車に乗ってきている。


今日も例外がなく電車だ。


そして今日はそんなに混んでいることもないけど、座れはしない。


立ちながら話しているとふいに電車が揺れた。



「ゥワッ、す、すみません大丈夫ですか!?」



バランスを崩して知らない男の人にぶつかってしまった。