「べ、別に何かあるわけじゃないし深い意味はないしあんな奴あんたには勿体ないっていうかなんというかとにかく何も無いのよ！！
私の話はいいのよ！」
顔を赤くして否定して最後は逆ギレする紗絵ちゃん。
…ますます怪しいぞ。
「紗絵ちゃんが言ってくれるまであたしもなにも言いませーん」
ふーん、と少し子供っぽいけどそっぽを向く。
だってあたしだけいつも言わされて紗絵ちゃんだけ言わないなんて不公平だよね！？
絶ッ対紗絵ちゃん中嶋くんとなにかあるもん！
「ん？なになに喧嘩でもしたのか？」
ツーンとしていると空気が読めてるのか読めてないのか分からない中嶋くんがきた。
噂をすればなんとら、ってやつだね！
