ーーピーンポーン。
「そーぉーらぁー、あーそーぼー」
そらの家の前まできてチャイムを鳴らして声をかける。
まおちゃんはちょうど影になってるとこにいて焼けないようにしている。
「あー、はゆちゃん!
うん、お外で一緒に遊ぶー?」
窓から顔を覗かせてるそらには影にいるまおちゃんにはまだ気づかない。
「ううん、今日は中で遊ぼー!
そらのお家って入れるー?」
「大丈夫だよ、お母さんも居るから僕の部屋まで来てー」
はゆが家の中で遊ぶっていうのが珍しいからなのか少し驚いていたけど家の中は大丈夫らしい。
それだけ言って顔を中に入れて窓を閉めた。
おそらくそらのお母さんに言いにいったんだろう。

