「いいけど、私個人的にあの子嫌なのよね。


100%私に好意持ってるし」



「…コウイ？


なにそれ？


まーいいや、じゃあそらはまおちゃんの家嫌がるから一緒にそらの家まで行こー！」



5歳だからか馬鹿だったからなのかどちらか分からないけど、その時の私は"コウイ"の意味が分からなかった。


そらははゆの家は普通に来るのに、何故かまおちゃんの家だけにはいつも入りたがらないのだ。



「そうね、じゃあそらの家まで行きましょうか。


どうせ、歩いても五分もかからないわ」



まおちゃんも納得したようだから、出発進行だー！