「ええー、中嶋か。


どーせならイケメンがよかった」



そう言いそらと大和くんの方へ顔を向ける。


ズキッ、


まただ………。


嫌だな、という気持ちと良かった、と言う気持ちが出てたのかはわからないけど沙絵ちゃんがあたしの顔をみてニヤッと怪しげに笑う。


思わず顔が引きつるあたし。



「はーゆーちゃーん?


あとであたしとたっぷりお電話しまちょーね?」



何故か赤ちゃん言葉で話す沙絵ちゃん、ああ、今背中がゾクってした!!!


放課後来て欲しくない……。



「早く放課後来ないかなー?」



ルンルンな沙絵ちゃんとため息をつくあたし。


そらと大和くんと中嶋くんはあたし達を不思議なものを見るような顔で見比べ首を傾げていた。


そしてこの日の昼はここでチャイムが鳴り、終わった。