ーーコツンッ、


席に着き一息ついていると何かが頭に当たる。



「なに?





_________________そら」



何か、とはそらが投げた消しゴムだ。


そらとは同じクラスの隣の席。



「きょ、う、も、ち、こ、く、し、て、や、ん、の。


ふ、ばーか」



私が小声で言うと最初は口パクで、最後は小声でバカにしてくる。


ほんっとにムカつく!



「うっさい!


今日はちょっと体調悪かっただけだもん!!」



「でた。


覇由那は遅刻するといつもそれだよな」



「だから、遅刻するときはいつも体調悪いんだって!


そう言うそらも前遅刻してたじゃん!!」



「はぁ!?


あれはちょっと、…あれだ。


体調悪かっただけだっつーの!」



「ほら!そらだって私のこと「………お前ら、俺の監督してる授業で大声で言い合うなんていい度胸じゃねーか」



「「…………ゲッ」」