「着いたー!
んー、でもこの公園ってなんか遊ぶもの少ないから楽しくなくない?」
そらのお母さんにお邪魔しましたー、と言い3人で歩いて10分かけて公園まで来た。
着いたのは着いたけどこの公園は遊具が他のところと比べて少ない。
「本当。
砂場とシーソーしかないじゃないの」
まおちゃんも暇そうにしながら横髪を耳にかけている。
「ねぇ、あのね。
僕、まおちゃんに言いたいことがあるんだ」
そんな中、そらが真っ赤な顔でまおちゃんの方を向いている。
トマトみたい。
でも、まおちゃんはそらを無視して暑いわねーなんて言ってる。
「ちょ、まおちゃん。
そらが話あるって言ってるんだから聞いてあげなよー。
顔赤いからそらも暑いんだろーし、早く家に帰らないとお母さんに怒られちゃうし」
はゆがそう言うとまおちゃんは渋々そらの方に顔を向けた。