「んー、暇だなー。


次何するー?


もう日が暮れてきたから帰る?」



あれからそらのお母さんがジュースとお菓子を持ってきてくれた。


それから食べたり飲んだりお絵描きしたり積み木で遊んだりしてたけど、だんだん遊ぶことがなくなってきたから暇になってきた。



「あ、なら公園行かない?


ま、まま、まお、まおちゃんも日が暮れてきたしいい?」



まおちゃんの名前をやたら噛みながらそらが提案する。


まおちゃんはもはや反応しない。



「はゆは別にいいよー?」



「…はゆが行くなら私も行くわ」



このとき私は知らなかったがそこの公園で夕暮れに男の子が女の子にプロポーズすると幸せになるというジンクスがあったらしい。