「春休み明けたらお前らもう3年だからな。最高学年ってやつだ。そんでもって受験生ってやつでもある。
クラス替えもあるからまたこのメンバーで勉強することはなくなるが、まぁそれぞれに頑張れ。この1年、誰も大きな怪我もなくここまで来れて良かったよ。
じゃ、2年最後のホームルーム終わり。あいさつしたらとっとと帰れよ。」
そんななんとも気の抜けるあいさつであたしたちの2年生としての全課程を修了した。
もう来月からは受験生として学校に通わなければいけないなんて、なんとも現実味の薄い話だ。
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