「いっつも、二度寝して学校サボってる奴に言われたくないし‼︎」 あたしは、いつの間にかベッドの上に座っていた。 「この口が言ってまぁす。」 弟の皐月がてへっと笑った。 …可愛く笑ったら許してもらえるとでも思ってんのかー‼︎ あたしは、そんなに甘くはないぞ‼︎ 「それに、伊世姉、おはよ。」 「え?………おは………っ、寝る。」 「えーーーーーーーっ⁉︎⁉︎⁉︎今、おはよって言いかけたよね⁉︎ねぇ⁉︎」 …危うく流されるところだった。