「しかも、未紗だって強面に慣れてるでしょ?」 この子だってヤクザの娘。 「あたしは実家暮らしじゃないもーん。」 むーっと口を歪ます。 「ちょっとくらい平気なくせになーに可愛子ぶってんだか。」 はぁ、と、あたしは大袈裟にため息をつくと、自室の扉を開けた。 あたしの部屋と皐月の部屋は洋室にしてもらった。 和室、あまり好きじゃないからね。 「はい、入った入った〜。」 あたしのさっきの言葉にうにゃうにゃ文句を言う未紗を部屋に押し込んだ。