「んー……眠い、…寝「駄目駄目、帰るよ、伊世姉。」」



あたしがもう一度机の上に突っ伏そうとしたら皐月に制御されられた。



もー、あたしは眠いの、だからさっさと寝かしてよー。




「伊世、帰るよ。」



未紗があたしの鞄を持っている。



「…………………帰る。」




「「(なんだよ、その間。)」」



2人がそんなことを思っていたことは勿論、伊世が知るわけもない。




「……今…何時。」



あたしは、重たい身体を無理矢理起こして立ち上がった。