「伊世姉!!行くよ〜!!」 皐月は、あたしの腕を掴み学校に向けて歩き出した。 何、皐月もあの車の中に乗った人物のこと知ってるの? もしかして、知らないのってあたしだけ? 「ちょ、皐月!」 皐月は、あたしの声が聞こえてないかのように無視して歩き続けている。