あたしがそう答えると父さんは困ったように笑った。 「はいはい、……皐月、伊世を頼んだぞ。」 「わかってるよ!!」 皐月は、父さんを見て少しムスッとした顔で言っていた。 ?? なに、頼んだぞって。 普通に学校行くだけだけど? 「伊世姉、行こ!!」 あたしは、皐月に腕を掴まれ家を後にした。