ちょっ、母さん‼︎ 皐月をどうにかして‼︎ 「あら、そう。それは、ありがとね。あ、そうそう、伊世。ダイニングテーブルの上に朝食が置いてあるからー。あと、制服はソファ付近にあるはず。」 何なの‼︎ 母さんまで皐月の味方‼︎ ここは、皐月にあたしのことを離すように言うでしょ‼︎ 母さんは、それだけ言うと‘‘じゃあねー”と言って去って行った。 「皐月、いい加減離してくれない?」 「え?あ、うん。もう流石に起きたよなー。」 皐月はそう言うと、あたしを離した。