大部屋には戻らず、自分の病室へ帰る。 枕元の灯だけつけて窓をあける。 白い息を吐き夜空を見上げる 足音が聞こえて下を見ると紅がバイクのもとへ向かってた。 バイクに乗る前に俺の病室の方を振り向いた紅に 静かに「ありがとう」と呟いた