「龍?終わったよ」



「ん、じゃいこうか」



私たちは車に乗り場所へ目指す



「ねぇ龍、どこに食べにいくの?」



「ん、行ったらわかる」



そう言って場所は教えてくれなかった



「…ここ?」



「うん」



連れて来られたのはとても高級なお店



「え、いや、高そうだよ?そんなお金ないよ!!」



あまりにも高そうなお店だったので私は龍にいった



「あ?大丈夫だ、もう予約してあるから行くぞ?」



龍は私の手を掴み中に入っていく



「いらっしゃいませ〜」



「神崎です」



「神崎様ですね、こちらへどうぞ」



場所に案内され座る



「ご注文がお決まり次第お呼び下さい」



そう言って定員さんは去って行く



「ねぇ龍?今日なんかあったっけ?」



「ん?なんでだ?」



「だって、こんな高級なお店だから…」



「あぁー、あとから分かる」



そう言ってメニューを見始めた



まぁいっか、と思い、私もメニューを見た



それから食事が来て、色々と喋りデザートを食べていると



「さくら」



龍が真剣な顔をして私を呼んだ



「はい?」



あまりにも真剣な表情だったので思わず敬語になってしまった



「俺は、お前が好きだ
愛している、どうしようもなくな」



そう言われ照れる私



「だからずっと一緒にいてぇ」



「うん」



「これからも俺、お前を養って行けるように頑張るから… だから…」