全てを話終わりシーンとなっていたら龍が口を開いた



「それでさくらは俺に他に女がいると思ったのか?」



優しい声で私の頬を撫でながら聞いた



コクン



泣きすぎて声が出ない私はただ頷く



「そうか…」



そう言って立ち上がった龍の足を掴み叫んだ



「龍が、他の女の人に気があったとしても、私は龍と別れたくないよ!
そんな事をされても、私は龍が好きなんだよぉ!」



グイッ



「あぁ、分かってる、俺も別れる気なんかさらさらねぇ」



てっきり別れると言われると思ってた私はポカーンんとした顔で龍を見た



「んだよ、その顔、俺が別れると言うとでも思ったか?」



うんうんと頷いた



「別れるわけねぇだろーが
俺にはおまえしかいねーんだよ」



そうセクシーボイスで言われた



「あと、お前は誤解してる」



は?みたいな顔をしてる私に龍は話を続ける



「確かにあの日俺は女を部屋に入れたが…」



あぁ、やっぱり女がいるんだ



と思ってたところ…



「おい、さくら俺の話を最後まで聞けよ」



と言われたので一旦考えるのはやめて龍の話を聞く



「あれはな、俺の姉貴だ」