「…は?さくらちゃん以外の子と?」



コクン



「そっか…で、朝あんなに機嫌が悪かったと…」



「ほ、かの女の人と、抱き合ってほ、しくない、の」



ヒクッ



と泣きながら言う



「そう…」



「それでも龍のこと好きなんでしょ?」



「う、ん…」



ヨシヨシ



そういうと頭を撫でてくれた



ガチャ



「さくら!……おぃ、夏目なにやってんだ」



ヤバイと思った時には遅かった…



早瀬君、顔 青すぎでしょ



「はぁー龍、ある意味タイミングよすぎ」



そう言うと早瀬君は撫でていた手を離し龍のそばに行く



龍はもの凄い勢いで早瀬君を睨んでいる



「まぁ龍そんな怖い顔しないでさ
さくらちゃんと話しなよ」



「は?さくらと話?」



「うん、何か気になることがあるみたいだよ?」



僕はこれでね…
と屋上を出て行った



2人っきりだ…



気まずい