「おっはよー……?ってえ?!
なになに?さくらちゃん機嫌わる!」



「うるさい」



教室に入ると早瀬君が顔を青くしながらいった



「どうしたの?龍は?」



「っ…し、らない」



龍のことを聞かれると泣きそうになる



「さくらちゃん、ちょっと出ようか」



そう言って歩き出した早瀬君の後に続いて歩き出す



ギィー



着いたのは屋上



「そこ座って?」



コクンと頷きすわる



「さくらちゃん何があったの?」



「っ…」



「僕に話せないかな?」



「りゅ、うが」



「うん」



「………ってた」



「え?」



「龍が綺麗な女の人と抱き合ってたの!」



涙を流しながら言う