「ナイスボール!」 白石がボールを蓮に投げ返す。 蓮は車椅子に座って、ボールをキャッチする。 この光景をみてると、昔の二人を見てるようで、昔に戻れるんじゃないかって期待しちゃう。 「ありがとな。」 「俺らはお前のおかげで、甲子園に行けたんだ。なのに、お前が甲子園の土踏めないなんてダメじゃん。」 蓮の目には涙が溢れる。 あたしの目にも涙が溢れる。 「なんで、お前がないてんだよっ!」 「だってぇ。」 だって、嬉しいから。