「「あぁぁ。」」 愛雲高校のスタンドではそんな声が大きくなったけど、すぐに応援は、 「「茂野‼︎ 打て打て茂野‼︎ お前なら打てる‼︎打て打て‼︎茂野‼︎」」 という合唱に変わった。 その合唱とともに、あたしの王子様の登場。 胸が苦しくて、手と足が震えて、今まで感じたことのない不思議な感じに襲われた。 「打ってくれるかな?」 「あんたが信じないで、どうすんの?」 そうだよね。 あたしが信じないでどうする!