「嫌いなんだよ。ああいう自分は傍から見てて楽しむやつ」
「え…」
新崎くんが、そんなことするの?
「こんなこと、憂樹に話すべきじゃなかったね」
そう言って未胡が階段から下りようとした時だった。
「────キャッ」
「未胡!?」
足を滑らせた未胡の手を握る。
「あっぶな…って…」
未胡を引き戻した勢いで今度は私が落ちてしまって。
「憂樹!?」
あ、私のバカ。
パッと階段の下を見ると人影が見えた。
「危ない…!」
と言ってもどかないその影。
瞼を閉じてしまうと、
ドサッという音。
「あれ…?」
メニュー