「災難だったね、桜田さん」 「新崎くんおはよう」 「おはよ」 何か言いたそうな顔を少ししたあとに いつも通りのニコニコした表情。 「今日は真言と来てないんだね、学校」 「そのことなんだけど…」 「はよ!」 その声は妙に響いた気がした。 「真言~おはよ」 「早馬おはよ!」 彼が挨拶をするだけでみんなが返す。 「早馬くん…」 「おはよ!奈田」 満面の笑みでそう言うと席に荷物を置いて他の男子と話している。 早馬くん… 早馬くん… …………………真言。