「てーんちょっ♪」 厨房にひょいっと顔を覗かせる。 オーブンに向けていた視線をこちらに向けた店長。 「お店に1人お客さんが来ましたよ」 私がそう告げると、お店の方に今度は視線を向けた。 「羽生ね」 は・・・お? どうやらあの男の人は"羽生"という名前らしい。