結局、抗生物質と麻酔の注射まで打たれ、傷は4針縫った。 処置中は完全に目をつぶり続け、握りしめた右手には大量の汗…。 包帯を巻いてくれた看護婦さん笑われる。 『先生が呼んでいるから』と診察室に戻ると、美桜の父親が待っていた。 二人きり。 何だか緊張する。