食事を済ませると、もう日が変わっていることに気がついた。 ベッドで寝るように進められたけど、 『ソファーで大丈夫』と言うと、枕と薄手の掛け布団を持ってきてくれた。 「私、自分の部屋に居るから。何かあったら声かけて。」 「わかった。色々ありがとな。」 「おやすみなさい。」 「おやすみ。」 電気を消す。 カーテンの隙間から青白い月明かりが淡く入り込んでいた。