「ただいま。」 慌てて写真を元に戻した。 「ごめんね。服、そんなのしか無くて。パパのたけど、まだ一度も使ってないのだから。」 美桜はそう言うと、持っていたコンビニの袋をテーブルに置いた。 「何買って来たの?」 「食べ物。このうち…食べ物何にもないから。お腹すいたでしょ?」 「言われてみれば、ちょっとすいたかも。」 「じゃあ、傷口の手当て終わったら食べよっ。」 美桜はソファーに座ると、救急箱から消毒と包帯を出して言った。