「里桜、俺と」「やだっ!言わないで!聞きたくないよ…!!」




その言葉の続きが聞きたくなくて。



だから私は春斗の言葉を遮った。






「別れて」って言うんでしょ?






私は…別れたくないよ…。








「里桜、聞いて」




「嫌!聞かない!」




「駄目だ、聞け!」




「やだ!だって、春斗…私に別れてって言うんでしょ…?」



言いながらつい、涙が出てきてしまった。




「は?」





春斗は目を丸くした。





「私、別れたくない。春斗の隣にいたい。離れたくない…」





やっとの思いでそう言ったのに…。





春斗は、




「プッ…あははっ!里桜…お前って…あはは!」




「ちょっ…何笑ってるの!?」



笑い出した。






「別れ話?そんなわけないじゃん」





「え…?」






他に話…って?