砂浜に座って、春斗と小さい男の子の様子を見ていると…。
「ねえねえ!そこのお姉さん〜。俺らと遊ばない?」
数人の男の人に話しかけられた。
えっ?
えーっと…これは…?
「君、可愛いね〜」
「彼氏いる?」
「いないなら、俺と付き合っちゃう?」
「俺とにしない?」
……ナンパというものでしょうか…?
「ほら、座ってないで向こう行こうよ〜」
そう言われて、腕を掴まれた…。
そのとき。
「俺の女に手を出すな」
春斗!
「チッ。男いんのかよ」
そう言って、男の人何人かは去って行った。
「ごめん。来るの遅くなって」
「ううん!大丈夫!」
春斗が来てくれただけで嬉しいな。
「里桜。少しは自覚を持て、バカ」
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春斗は少し顔を俯かせながら言った。
「それって…どういう…?」
「可愛いすぎるっていう」
え…?
「は…春斗は……かっこよすぎる!」
そう言って、春斗に抱きつく私。
「え?」
春斗は驚いているみたい。
恥ずかしい…。
「あっ…いや…あの……」
「プッ…。 ほら行こうぜ。俺のそばから離れんなよ?」
春斗は笑いながら、私の手を引いて、みんながいるところに歩いて行った。