「そっ…そっか…」



やだ。なんか、私…バカみたい。



「じゃあ、俺……家、戻るわ」


そう言って春斗は、私の部屋から出て行ってしまった。



「ま…待って…春斗!」


私が引き止めても、振り向かない。




なんで…?


春斗と私は、仲の良い幼馴染…じゃないの?


私は前は春斗のこと、好きだった。


でも、今は違うよ。




この間、久しぶりに会ったとき…思ったよ。


やっぱり春斗は、一番信頼できる友達だって。



だから、恋だの愛だのじゃないの。



春斗だってそう思ってるはず。


それなのに……どうしてこうなっちゃうのかな。